Malmö市at日本での国際フォーラム!
欧州初のカーボンニュートラル地区・マルメ市の副市長が内閣府主催「SDGs 国際フォーラム2022」に登壇します。
本フォーラムでは、弊社は企画にて携わらせていただきました。
サステナブルなまちづくりの観点から、スウェーデンマルメ市副市長の基調講演のほか、「グリーン」と「デジタル」について、国内外のさまざまな専門家や自治体、企業によるセッションが予定されています。
2022年1月14日(金)のイベントの公式ページはこちら
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■ Malmö マルメ市 欧州初・カーボンニュートラル地区
デンマークの首都コペンハーゲンからグリーン電力の電車でわずか20分ほど離れたところに、スウェーデン第3の都市マルメがあります。人口の3人に1人が外国生まれで、179の国から集まる人々が住む、人種や文化の多様性が豊かな街です。
街のスローガンとして、「多様性、出会い、可能性」を掲げています。
2025年までのマルメ市のヴィジョンとして、持続可能な街づくりの世界的リーダーになることを目指しています。2030年までに電力の100%は再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。2021年の時、市営の全ての施設はすでに100%の再エネを達成しました!
マルメのすべての市内バスは、グリーン電力やカーボンニュートラルなバイオガス(生ゴミ)などの非化石燃料にすでに切り替えています。
マルメ市は、スウェーデン初のフェアトレードシティです。自治体、住民、企業、学校などが協働し、社会全体でグローバルな責任であるフェアトレードを後押ししています。
またサステナビリティに基づくスタートアップ企業の育成にも力を入れています。全国でもまだ珍しい、自治体が運営するスタートアップ・ハブがあり、社会・環境課題を解決するためのビジネスが数多く誕生しています。
マルメ市の港エリアには、サステナビリティをテーマに再開発された「Western Harbor(ウェスタン・ハーバー)」があります。
ここは、欧州初のカーボンニュートラルの街です。100%グリーンエネルギーを使用し、石油、石炭、都市ガス、原発を一切使わない、世界でも珍しい街づくりに成功しました。
この地区は、1970年代は造船をはじめとする重工業で栄えましたが、その後衰退。そこで「教育と環境の街」として再開発することを決め、徹底した取り組みを導入。知識経済の街へ見事に生まれ変わりました。
エネルギー政策では、遠方で作られたエネルギーではなく、地元で生み出す風力発電、ソーラー、アクアファイヤーなど賢いエネルギー効率システムが組み込まれています。
現代的な街の快適さを保ちつつ、中世(鎌倉時代)を意識した街づくり。歴史的な知恵と21世紀の技術や建築が融合した街並みが人気です。
冬の冷たい海水を街の下に貯め、暑い夏になるとその冷水を各世帯の冷房システムで利用。同じく夏の温かい水は冬の暖房システムで利用しています。生物多様性保護や天然下水処理の機能を持つ屋上緑化もあります。街のデザインにも様々な工夫があります。
街の中には海を楽しむビーチやデッキもあり、夏は多くの人で賑わいます。素敵な北欧デザインの家とエコロジー開発で人と環境が共生する街づくりの可能性を実感することができます。
マルメ市Webサイト:https://malmo.se/Welcome-to-Malmo.html