Swedish app! スウェーデンの食品ロス削減アプリが日本上陸!
2020.07.21
スウェーデンの全国大手スーパーチェーンをはじめ、世界10カ国、25以上の小売チェーンで導入されているアプリです。
現在、日本では食べものの約1/3が食べられずに廃棄されていると言われています。この数字は、世界でもほぼ同様です。一方SDGsでは、2030年までにこの食品ロス・廃棄の量を半分にすることを目指しています(SDGsターゲット12.3)。
この課題の解決にむけて、1年で食品ロスの50%減を可能にする小売店向けアプリがスウェーデンで開発されました。スウェーデンの若者のスタートアップ企業Whywaste社です。(発音: ワァイウェイスト、意味:「なんで捨てるの?社」)
■ WHO だれが
そしてこの度、Whywaste社と日本の総合広告会社・株式会社スコープがグローバル・パートナーシップを結び、日本でも展開されることになりました(詳細は、文末のSCOPE社のリンクをご参照ください)。
本事業は、弊社のマッチング事業「HandsOn」の第1号プロジェクトです。HandsOnでは、SDGsをリードするスウェーデンの先進事業を日本企業とマッチングし、サステナブルな事業・産業の加速化を目指します(SDGs目標17:サステナビリティのためのパートナーシップ)。
今回は、弊社のスウェーデン・サステナビリティ視察ツアーを通じて、SCOPE社とWhywaste社のパートナーシップが生まれました。
■ WHAT アプリについて
Whywaste社のアプリは、すでにスウェーデン全国の大手スーパーチェーンなどで導入されています。スウェーデンらしいシンプルな操作性とデザインで、店舗ではアプリを通して商品の賞味期限がすぐに分かります。賞味期限が近くなると、「交通信号」と同じように、商品に関する「青・黄・赤」信号が現れます。
日本では、賞味期限の管理のために、毎月数百時間をかけている店舗もありますが、これが大幅に圧縮され、簡単に賞味期限が近い商品の管理ができます。
その結果、前もって把握ができ、早めに消費者向けの値引き販売などの対策ができます。
設定した期日がくると自動的に告知され、値引きシールの印刷も簡単にできます。消費者にとっては安く買え、店にとっては食品ロス、廃棄コスト、管理のための労力を減らすことができ、食品ロス・廃棄を減らすことができる、win-win-winの取り組みです。
■ RESULTS 実績
これまでの実績例では、スウェーデンのあるスーパーでは、Whywaste社のアプリ導入により、食品ロスが1年間50%以上削減、100万クローナ(約11,000,000円)の節約ができました。また賞味期限管理などに要する時間、労力を大幅に減らすことができます。
スウェーデンの全国大手スーパーチェーンをはじめ、世界10カ国、25以上の小売チェーンで導入されています。