Climate Positive クライメート・ポジティブの紙!
2021.07.19
NEWS: クライメート・ポジティブの紙になりました!
CO2を減らし、ゾウを増やす – サステナブルな紙づくりの挑戦を続けてきたバナナペーパーに、次の新たな価値が加わりました。
1. バナナ繊維はすべてカーボンニュートラルに
バナナペーパーの原料であるバナナ繊維は「ザンビアのバナナ畑から日本の倉庫まで」で出るCO2を相殺し、カーボン・ニュートラルの繊維になりました。対象:2019年以降の全ての繊維
2. フェアトレード認証のバナナペーパーは、クライメート・ポジティブの紙に
フェアトレード認証のバナナペーパー(配合20%以上)は、まだ世界でも珍しいクライメート・ポジティブ*の紙になりました!対象:2020年生産分以降全て
これまで調べた限りでは、クライメート・ポジティブの紙は日本初です。
Climate Positive クライメート・ポジティブとは?
「事業や商品生産における工程で排出するよりも多くのCO2を吸収・固定すると同時に、パリ協定の1.5度の目標に沿って排出量を削減を続けること」。※国連(UNFCCC)
バナナペーパーを通じて、これまでも様々な気候変動対策を行なってきました。そしてザンビアのバナナ繊維づくりから日本とイギリス工場での紙生産分*まで、全ての工程におけるCO2排出量よりも多く(150%)のCO2量を吸収・固定化しています。
* (配合するFSCまたはリサイクルパルプ分を含む)。
Background 背景
数年前、まさにバナナペーパーにふさわしいカーボン・オフセットのプロジェクトと出会いました。その代表に直接会い、この1年間検討を続けてきました。
しかもこのカーボン・プロジェクトは、なんとバナナペーパー工場と同じ地域で展開しています!
What’s Carbon Offset カーボン・オフセットとは
人間の経済活動や生活などを通して排出されたCO2を、植林や再生可能エネルギー事業などを通じて相殺する手法です。カーボン・オフセットを通じて、CO2がプラスマイナスゼロの状態になったことを「カーボン・ニュートラル」と言います。
CO2を減らし、ゾウを増やす
カーボン・オフセットの手法の一つに、植林があります。
植林もよい方法ですが、ベターな方法として「すでに存在している森を守る」ことが挙げられます。
そして今、さらにベストな方法の一つとして「現地の人や野生動物と一緒に森を守ること」が注目されています。
これはREDD+(レッドプラス)と呼ばれ、国連が推奨しています。気候変動の原因となるCO2を吸収・固定化しつつ、森、人、動物を守る、まさにサステナブルなアプローチです。
今回パートナーシップを結んだ団体「バイオカーボン・パートナーズ™(BCP)」は、アフリカ最大のREDD+のカーボン・オフセットプロジェクトを展開しています。
今回の取り組みは、CO2を減らし、パリ協定に沿った気候変動防止のアクションにつながるだけでなく、130万面以上のサッカー場に匹敵する森、22万5000人の暮らし、そして2万頭以上のゾウを守ることにも貢献しています。合計700万トンのCO2削減。
Why なぜ
気候変動は今、私たちの地球と健康に影響を及ぼしています。毎日のニュースで目にするようになった地滑り、山火事、洪水、熱波…
2015年にSDGsが採択されましたが、同じ年、SDGs目標13の気候変動(地球温暖化)に関する国際協定も合意されました。
それが、パリ協定です。
地球の平均気温上昇を1.5 °C未満に抑えることを目指す、と189ヶ国が約束しています(’20年12月時点)。平均気温はすでに約1℃上がりました。私たちは急いで行動しなければなりません。原因であるCO2の排出量を減らすのが重要課題。しかしそれだけでは足りません。
すでに大気中に排出されたCO2を吸収し、固定化する必要があります。
Paper and Products クライメート・ポジティブ、フェアトレード認証のバナナペーパー:
【商品一例】
・名刺 お取扱店多数あり
ワンプラネット・ペーパー協議会のウェブサイトから検索してください。なお、名刺ご注文の際は、バナナ繊維20%配合の紙をご指定ください。
・シール、ステッカー >> シール堂印刷
・パッケージ >> ミヤザワ株式会社
・LUSHギフトボックス「All The Best」>> ラッシュ
その他については、ワンプラネット・ペーパー協議会のメンバー企業が承ります。詳しくは、協議会ウェブサイトをご覧ください。