アフリカの村の夜…
2010.09.10
村の家の多くは電気が通っていません。
そこで夜の灯りに使われるのは、灯油ランプやろうそく。
灯油ランプは、空き缶に灯油と使い古しの毛布のはぎれを入れた簡単なもの。はぎれの端を缶から少し出し、火をつけます。
灯油ランプやろうそくの明かりは、柔らかく心地よいものの、安全面、健康面、環境面では色々な問題があります。
安全面は、火傷や火事の問題。子どもがろうそくの火を触って大やけどをした、という話しは村の中ではよく耳にします。
また、テーブルクロスやカーテンに炎が燃え移り、家が全焼する事故も。実際、One Planet Caféの理事の女性であるルースさん夫妻は、火事で家と家財道具をすべて失ってしまった過去があります。
また、ろうそくや灯油ランプの明かりは持ち歩きにくいため、外にあるトイレに行く時などは使えません。夜、用を足しに行って、さそりやヘビに噛まれるということもあるそうです。
健康面では、煙による室内の空気の汚染。ザンビアの村でも、喘息など気管支系の病気が多いと言われています。
環境面は、どちらも石油系(化石燃料)だということ。村では養蜂をしている農家もあり、蜜蝋(みつろう)も取れるのですが、ろうそくにはほとんど使われておらず、村の人たちが使うろうそくはパラフィンのものです。
そこで今回、One Planet Caféのメンバーへのおみやげは、ソーラーランプにしました。この報告は、また次回。