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Blog: SDGs国際ランキング1位のスウェーデンから学ぶべきこと

2018.09.27

SDGs目標17といえば、私はスウェーデンと日本(先進国) x インド(新興国) x ザンビア(途上国)でSDGs活動をしている (プロフィールは最後に)。

スウェーデンはSDGs国際ランキング1位(3年連続)。世界をリードしているスポーツ選手と同じように、スウェーデンから学ぶべきポイントとは?

まずは次の3つのポイント:

1. THERE IS CONSENSUS (コンセンサスがある)

SDGsを2030年までに達成するには、コンセンサスが必要。スウェーデンではこのサステナビリティの基礎に関するコンセンサスがある。

「環境 = サステナビリティの基礎」(写真)

img_3742

・SDGsケーキ (スウェーデンの環境学者が提唱)。 サステナビリティの基礎=環境。正しく実行すれば「健康/社会」のピースと「経済」のピースもうまく回る。

 

2. RULES (ルールがある)

環境のルールは環境循環に基づく(原理原則)。

ルールに従えば、何が「環境に正しいか (優しい、ではなく) 」がわかる。ルールは自然規律なので、スウェーデンでも、日本でも同じルールが当てはまる。

• スウェーデンでは、義務教育でも、企業の社員教育でも、法律でも、このルールに基づいている。

• ルールの一つは「地下から地上の資源に切り替える」。例: 石油、プラスチック、天然ガス= 地下。風、ガラス、竹、生ゴミ = 地上。

 

・環境循環 と 原理原則。

・スウェーデンの環境循環型バス。ジャガイモの皮やバナナの皮で走るバス。地下?地上?(=CO2”ゼロ”)。FACT: 5kgの生ゴミ=1リットルの燃料。

 

3. MEASURE IT (計ることが大切)

サステナビリティや環境保護も計らなければ、「体重計のないダイエット」と同じ。「直感」だけで活動すること = 結果が出にくい、しかもグリーンウォッシュのリスクも高まる。「SDGsウォッシュ」にならないよう注意が必要。

• ルール(原理原則) に基づいて実行すれば、よい結果が出る。例:スウェーデンのゴミリサイクル率 = 99%、CO2削減 = 26%、GDP成長 = 70% (1990年から2016年)。

img_3753

・スウェーデン政府。スウェーデンの国の目標は 「2021年までにサステナブルな社会を実現する」。SDGs目標5と目標10といえば…?大臣の半分は女性。身体障害者、元々は外国籍の大臣、LGBTの大臣もいます。

・数値を把握することで、目標を社内や関係者内で共有できる、達成感を得ることができる、改善策が立てやすくなる、などのメリットがある。

・第三者認証のラベルも有効。これも「計る」こと。サステナビリティに関する100以上ほどの基準を達成すれば、ラベル認証を受けることができる。

img_3751

・第三者認証のラベル
 (一例)。

 

その上に、スウェーデンではビジョンとサステナビリティに関する特別な「参加コミュニケーション」がある。例えば、日本を含めて世界に広がっている「SDGsデザイン」。SDGsの17アイコンはスウェーデン人のデザイナーが担当!

img_3761

・スウェーデンではサステナビリティに関する「参加コミュニケーション」のおかげで意識が高まった。

img_3760

・「スウェーデンだからできる。日本では無理!」とよく言われる、そこで私たちは東京で、環境の「ルール」に基づきサステナブル・リフォームを実行した。 スウェーデンの知識 x 日本の建材。成果を計ってみると、日本の平均世帯と比べ、ゴミとCO2は、ほぼ90%削減。水の使用量は約70%削減、100%グリーンエネルギーを導入した。アレルギー反応も減った。しかも一般のリフォームより安く抑えることができた。

 

SUMMARY まとめ

サステナビリティの取り組みはコストがかかる?経済的によくない?窮屈な生活になる?ぜひ、経済も、社会も、環境も豊かに発展するスウェーデンの事例から学んでみませんか。

サステナビリティに成功するため、スウェーデンから学ぶべきポイントのまとめ:

1. コンセンサスとビジョンがある

2. ルールを理解する (迷いがなくなる)

3. 取り組みや効果を計る

+ 参加コミュニケーションを実行する

 

Peo Ekberg ペオ・エクベリ
サステナビリティ・プロデューサ
日本語のプロフィール  英語のプロフィール

スウェーデンのサステナビリティについての講演、コンサルティング(SDGsの成功事例、原理原則、参加コミュニケーションについて)はこちら (クリック)

 

 

 

 

Blog: SDGs国際ランキング1位のスウェーデンから学ぶべきこと

2018.09.27

SDGs目標17といえば、私はスウェーデンと日本(先進国) x インド(新興国) x ザンビア(途上国)でSDGs活動をしている (プロフィールは最後に)。

スウェーデンはSDGs国際ランキング1位(3年連続)。世界をリードしているスポーツ選手と同じように、スウェーデンから学ぶべきポイントとは?

まずは次の3つのポイント:

1. THERE IS CONSENSUS (コンセンサスがある)

SDGsを2030年までに達成するには、コンセンサスが必要。スウェーデンではこのサステナビリティの基礎に関するコンセンサスがある。

「環境 = サステナビリティの基礎」(写真)

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・SDGsケーキ (スウェーデンの環境学者が提唱)。 サステナビリティの基礎=環境。正しく実行すれば「健康/社会」のピースと「経済」のピースもうまく回る。

 

2. RULES (ルールがある)

環境のルールは環境循環に基づく(原理原則)。

ルールに従えば、何が「環境に正しいか (優しい、ではなく) 」がわかる。ルールは自然規律なので、スウェーデンでも、日本でも同じルールが当てはまる。

• スウェーデンでは、義務教育でも、企業の社員教育でも、法律でも、このルールに基づいている。

• ルールの一つは「地下から地上の資源に切り替える」。例: 石油、プラスチック、天然ガス= 地下。風、ガラス、竹、生ゴミ = 地上。

 

・環境循環 と 原理原則。

・スウェーデンの環境循環型バス。ジャガイモの皮やバナナの皮で走るバス。地下?地上?(=CO2”ゼロ”)。FACT: 5kgの生ゴミ=1リットルの燃料。

 

3. MEASURE IT (計ることが大切)

サステナビリティや環境保護も計らなければ、「体重計のないダイエット」と同じ。「直感」だけで活動すること = 結果が出にくい、しかもグリーンウォッシュのリスクも高まる。「SDGsウォッシュ」にならないよう注意が必要。

• ルール(原理原則) に基づいて実行すれば、よい結果が出る。例:スウェーデンのゴミリサイクル率 = 99%、CO2削減 = 26%、GDP成長 = 70% (1990年から2016年)。

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・スウェーデン政府。スウェーデンの国の目標は 「2021年までにサステナブルな社会を実現する」。SDGs目標5と目標10といえば…?大臣の半分は女性。身体障害者、元々は外国籍の大臣、LGBTの大臣もいます。

・数値を把握することで、目標を社内や関係者内で共有できる、達成感を得ることができる、改善策が立てやすくなる、などのメリットがある。

・第三者認証のラベルも有効。これも「計る」こと。サステナビリティに関する100以上ほどの基準を達成すれば、ラベル認証を受けることができる。

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・第三者認証のラベル
 (一例)。

 

その上に、スウェーデンではビジョンとサステナビリティに関する特別な「参加コミュニケーション」がある。例えば、日本を含めて世界に広がっている「SDGsデザイン」。SDGsの17アイコンはスウェーデン人のデザイナーが担当!

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・スウェーデンではサステナビリティに関する「参加コミュニケーション」のおかげで意識が高まった。

img_3760

・「スウェーデンだからできる。日本では無理!」とよく言われる、そこで私たちは東京で、環境の「ルール」に基づきサステナブル・リフォームを実行した。 スウェーデンの知識 x 日本の建材。成果を計ってみると、日本の平均世帯と比べ、ゴミとCO2は、ほぼ90%削減。水の使用量は約70%削減、100%グリーンエネルギーを導入した。アレルギー反応も減った。しかも一般のリフォームより安く抑えることができた。

 

SUMMARY まとめ

サステナビリティの取り組みはコストがかかる?経済的によくない?窮屈な生活になる?ぜひ、経済も、社会も、環境も豊かに発展するスウェーデンの事例から学んでみませんか。

サステナビリティに成功するため、スウェーデンから学ぶべきポイントのまとめ:

1. コンセンサスとビジョンがある

2. ルールを理解する (迷いがなくなる)

3. 取り組みや効果を計る

+ 参加コミュニケーションを実行する

 

Peo Ekberg ペオ・エクベリ
サステナビリティ・プロデューサ
日本語のプロフィール  英語のプロフィール

スウェーデンのサステナビリティについての講演、コンサルティング(SDGsの成功事例、原理原則、参加コミュニケーションについて)はこちら (クリック)