2019-08-15
FACTORY ザンビアのグリーン工場
ザンビアのバナナペーパー工場は、様々な環境配慮型の仕組みを取り入れた「グリーン工場」です。
環境認証の建材、ソーラー電力の活用、サステナブルな素材、敷地内での植林やオーガニックガーデン、バイオクライマティクの建物、バイオマス、コンポストの導入などの取り組みを実行しています。
貧困と環境問題を減らすバナナペーパー「One Planet Paper®」の理念に基づき、紙だけでなく、工場もよいモデルになることを目指しています。環境配慮、フェアトレード、サステナビリティに基づくグリーン工場の取り組み(一例)は、次の通りです。
- 木1本の木材を使えば、2本植林する
- ソーラー、バイオマス、水力の利用
- 栄養あるランチの提供
- 水質を国連基準に
- 児童労働なし
- ローカルな建材の利用
- オーガニックな生産 (ケミカルを使わない)
- バイオクライマティックな建設技術
- 絶滅危惧種の木(マホゴニ)を使わない
- 環境循環型建材の利用 竹、草など
- リサイクル建材 使用済みガラス瓶など
- モダンな無水トイレの導入
- アフリカの伝統的なデザイン
- 移動分のカーボンオフセット
- チームメンバーへの健康教育 栄養ある食事、水分補給、安全対策など
事業を始めた時からの目標だった「アフリカにバナナペーパー工場を!」の実現に向け、第1弾の資金集めをインターネット上のクラウドファンディング(READYFOR)で行いました。2014年3月から5月の2ヶ月間で、サポーター137人、目標金額の125%を達成。サポーターの皆さんの温かいご支援のお陰で、工場建設の第一歩を踏み出すことができました。またクラウドファンディングの他に、企業や財団からのご支援をいただきました。
2014年9月、バナナペーパー工場の建設がスタートしました。2011年に現地でバナナの繊維取りを始めた時と同じように、大きな冒険と夢に向け、いよいよ行動開始しました!
設計図も電気も水もない世界で建物つくるのは、先進国では考えられないことが数多く起こります。バナナペーパー工場は、村の大工さんたちと一緒につくりました。小学校も行ったことがない人たちが多い村から、建設マネージャー、現場監督、大工、左官などを見つけ、設計やスケジュールに基づいて建設を進めるということは、毎日がチャレンジの連続でした。
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