Who?
Banana Paper is a fair trade certified paper created in collaboration with African farmers, the poorest village people and Japanese paper mills, printing companies, paper product manufacturers and sustainability experts. It started in the village of Zambia, a country in southern Africa where wild zebras, giraffes and elephants walk freely.
1. Farmers
現在40ヶ所以上のバナナ農家と取引をしています。バナナペーパーの基準の一つは「有機栽培」のため、オーガニックバナナ農家のみと協力しています。もう一つの基準は「ゴミを資源に。付加価値を生む」こと。
世界の125ヶ国以上でバナナは生産されています。バナナの収穫時には、次の新たな果実が育つように、古い茎は切り捨てられます。その茎は主に廃棄物となりますが、そこには紙づくり使える繊維が入っています。そこで弊社では、通常捨てらていれる茎を買い取り、紙の原料にしています。バナナ農家は最貧困層のため、果物 + これまでの「廃棄物」の両方を販売することによって、収入が上がり、生活の支援になっています。
2. Villages
アフリカの貧困層の女性・男性と共にバナナペーパー事業を行っています。メンバーの多くはこれまで長期的な仕事に就いたことがありません。その結果、家族を支えるため、違法の森林伐採や密猟者になることもあります。そこでフェアトレードの仕事として、2011年、村の女性たちと一緒にバナナペーパープロジェクトを始めました。バナナペーパーは、環境面、社会面で多くの利点があり、世界が目指す「SDGs」(持続可能な開発目標)の17目標すべてにつながっています。フェアトレードの基準に従い、サプライチェーンでのトレーサビリティ(顔が見える紙づくり)の徹底を目指しています。バナナペーパーを通じて、ザンビアではすでに500人以上の暮らしが直接または間接的に支えられています。弊社は2016年に日本初のフェアトレード認証の紙プロデューサーになりました (WFTO – 世界フェアトレード機関)。
3. Japan and UK
Made in JapanからMade WITH Japanへ!バナナペーパーの紙の生産は、越前和紙の工場(2ヶ所)で行なっています。1500年以上続く和紙の歴史がある越前で、自然と調和する紙づくりの精神とノウハウが活かされています。現在、「バナナ繊維 + リサイクル紙 (配合率: バナナ20%以上)」と「バナナ繊維 + FSC 森林認証パルプ (配合率: バナナ5%、FSC95%)」の紙があります。FSCとの配合の紙は、世界初のバナナ繊維 + FSC の紙です。なおFSCパルプは、約半分がリサイクルFSCです。バナナペーパーや和紙生産の工程は、一般の紙(洋紙)に比べて半分から3分の2のため、水・エネルギー・化学物質の使用量が少ないことも特徴です。また、日本の伝統的な和紙文化の継承にもつながります。2017年からは、ザンビアでも和紙技術による手すきの紙づくりトレーニングを開始しました。越前和紙の専門家をザンビアに招き、技術や紙づくりの精神を教えていただきました。
4. Products
バナナペーパーを広げるため、日本の印刷会社や紙製品メーカーと協働しています。日本全国の印刷会社、紙製品メーカーと共に、ワンプラネット・ペーパー®︎協議会を設立し、様々なバナナペーパー商品の開発を行なっています。目標はサステナブルな紙、紙製品づくりの普及です。協議会では、フェアトレードやサステナビリティ全般に関する情報共有も行なっています。
⑤ Experts
弊社はバナナペーパー事業をスタートし、現在のビジネスモデル、サプライチェーン、ブランドを確立しました。私たちは20年以上の環境・サステナビリティのコンサルティング、人財育成、事業開発の実績があります。2016年、弊社は日本初のフェアトレード認証の紙プロデューサーになりました。WFTO – 世界フェアトレード機関 – による認証です。現地ザンビアと東京オフィスで監査を受けています。